求められる戦略的営業マン2012年08月27日 18:06



(前回に続く)

小売店は、これまでのように売れるのを待つのではなく、自らが売れる状態を積極的に創り出すことである。

なぜ、業態発想が求められるのか。

それは小売店が低成長時代に入ったからである。

従来のように、売上が右肩上がりで伸びている時代なら、業種発想でも十分やっていけただろう。

しかし、その時代は終わった。

これからは小売店自らが売上を創り、利益を生み出す時代である。

今、小売店は変革をしなければ、生き残ることができない。

このように、変革を求められている小売店を相手に営業するには、従来のような営業マンでは難しく、新しい営業マンが求められている。

それが、「戦略的営業マン」である。

では、戦略的営業マンの存在意義は何か。

それは一言で言えば、

「長期的視点に立ち、成功を確実なものとすること」

と言えよう。

成功とは、

①会社の繁栄

②取引先の繁栄

③自己実現(「営業マン自身の繁栄」と考えることができる)

の3項目である。

戦略的営業マンを定義すれば、次のようになる。

「戦略的営業マンは販売活動を自己実現の場とし、戦略的思考を活動の基本とする。」