営業マン自身2012年08月04日 17:17


(前回の続き)

③ 営業マン自身

営業マンが売る三番目のものは、「営業マン自身」である。

前記したように、営業は営業マンの資質によって、その成果が大きく異なる。

だからこそ、一般に言われているように、「営業マンは自分自身を売る」と言うことが、大きな意味を持ってくる。

では、営業マンは自分自身をどのようにして売ればよいのか、これが重要なポイントになる。

そこで、参考になるのが、「CI(コーポレート・アイデンティティー)」である。

最近、企業はCI戦略を展開し、イメージの刷新を図っている。

例えば、企業のシンボルマークやロゴマークを変更し、新鮮なイメージを表現している。

ただ、これだけのことなら、CIとは言わない。

CIは「企業の自己同一性」と言われるように、企業全体がある意識を基に一体化することを意味している。

従って、シンボルマークやロゴマークの変更はCIの一面であり、その奥底にはシンボルマークやロゴマークに表現された意識が企業全体に流れているのである。

企業におけるCIと同様に、営業マンのイメージ戦略を考えると、PI(パーソナル・アイデンティティー)と言う概念がある。

このPIを取り入れることが、「営業マン自身を売る」ことには必要である。