業態=経営に対する意識変革 ― 2012年08月26日 22:44
(前回の続き)
第2の強さは、「消費者の満足」である。
商品はただ「商品」としてあるのではなく、商品を所有することによって、あるいはそれを使用したり、飲食することによって、これまでの自分と違う何かが、生まれるのである。
これを創り出せる小売店が、「専門店」業態と言われるものである。
●消費者に時間・距離・品揃えの便宜性を提供するのは、「CVS(コンビニエンス・ストア)業態である。
●消費者の注文の手間、持ち帰りの手間を省くのは、「御用聞き・配達」業態であり、その典型は「ダイレクト・マーケティング」であり、「通信販売」である。
●消費者に生活場面の多様性を提案するのは、「異業種複合店」業態である。
●消費者の価格志向を満足させるのは、低価格中心の「DS(ディスカウント・ストア)」業態である。
●消費者に伝統・文化を提供しようとするのは、「カルチャー志向」業態である。
このように、業態と言っても多種多様である。
これでは業態を認識することは難しい。
そこで、業態の本質を探ったところ、一つの考え方に行き当たった。
それは、「業態とは経営に対する意識変革である。」という考え方である。
この考え方は「小売店のあり方」を変えるものである。
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