販売力の強化2012年06月10日 19:53

販売力の強化

中小企業の経営状況は厳しい。今後、厳しさはさらに増すだろう。

東京商工リサーチが8日に発表した、5月の倒産状況をみると、前年同月比7.1%増で、「不況型倒産」の占める割合は、8割台である。倒産の原因では、構成比でみると、「販売不振」が約70%と、大きなウエイトを占めている。

長引くデフレ不況、欧州危機による信用不安、円高による輸出の大幅減少など、企業を取り巻く環境は厳しくなる一方である。

さらに、消費税10%が現実間近となり、将来に対する消費者の不安は高まる一方であり、中小企業は消費税を価格転嫁できずに、倒産に追い込まれる企業が出てくると予想されている。

「廃業したい。」と言う小規模経営者の声が聞こえてくる。

今後、企業を取り巻く環境は厳しくなる一方で、将来に希望を持てる要因がないのが現実である。

だからといって、手を拱いているわけにはいかない。一社でも多くの企業が荒波を乗り越えて、希望を持てるようにするのが、事業羅針盤の役割である。

今、すべきことは多い。前記したように、倒産の第一の原因は、「販売不振」である。

企業にとって必要なものは、売上と利益の確保である。中小企業の多くは売上が減少し、赤字が続いている。赤字解消のための経費縮減策にも限界がある。

なんと言っても、売上を増加させること。これが、企業を存続させるための一番の方策である。

そこで、売上増加策として主要な「販売力の強化」について、次回以降、書いていく予定である。

質問疑問等があれば、是非とも、お聞かせ頂きたい。
読者と共に、より良い羅針盤にしていきたいと念願する次第である。

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